MARTINCTM OMC-18 Western Ceder & Mahogany

現マーチン工場の中でも、卓越した技術と豊富な経験から至極のギターを造り出す"Martin Custom Shop"。ここ数年一際話題を集めるオーセンティックシリーズの製作をはじめ、高い完成度を誇るこだわりのカスタムモデルを製造するトップクラスの部門。本器はカスタムショップ製OM18カッタウェイスタイルの”CTM OMC-18 Western Ceder & Mahogany”。ウェスタンレッドシダートップ、ジェニュインマホガニーサイド＆バック、セレクテッドハードウッドネック、44.5mmナット幅、モディファイドローオーバルネックプロファイル、ハイパフォーマンスネックテーパー、ローズウッド指板＆ブリッジ、ドロップインサドル、スタイル45スノーフレーク指板ポジション、ブラックバインディング、グローバーオープンバックバタービンノブペグ、ベッコウ柄ピックガード、2wayアジャスタブルロッド、アディロンダックスプルースブレーシング材、スキャロップドXブレイシング。現在では廃番となってしまったOM-18Eをベースとした本器。トップにはウェスタンレッドシダーを配し、ブレーシング材にはアディロンダックスプルースを使用。18スタイルのローズウッド指板に懐かしさを感じる方もおられるでしょう。現代的な44.5mmナット幅で音の分離感良く、押弦の際に横の弦に指が干渉しにくい仕様。薄めで演奏性の高いモディファイドローオーバルネックシェイプとの組み合わせで幅広さを感じることなく、違和感なく演奏することが出来ます。ハイパフォーマンスネックテーパーでハイポジションまで演奏性が大きく変わらないのも嬉しい点。カッタウェイのサポートもあり、難なくハイポジションまでアクセスできます。演奏性の高さは現代基準に、随所にクラシカルな風合いを感じさせるテイストなどカスタムショップの高い技術を惜しみなく投入され製作されていることが窺えます。音色は流石のカスタムショップ。レギュラー品よりも音の密度やキメの細やかさ、レンジの広い出音など、透明感のある音色に仕上がっています。マホガニーで柔らかく乾いたテイストを織り込み、シダーで空気感の強い繊細さを、ローズウッド指板によって若干しっとりとした音色のエッセンスを。OMですがOOOのようなややスケール感を感じにくいサウンド、テンション感を稼ぎながらも耳にキンと来ない優しさを感じられる音色。反応性も高く、緩急をつける様な強弱のつけやすい点も嬉しい点。ナイロン弦のようなやや太く繊細な響き、所謂クラシカルなテイストを含んだ空気感の強いサウンドです。ゆったりとした演奏では音が空間に馴染んでいくような感覚を覚え、音に癒されることの出来る、意外となかったような１本です。近年マーチンも現代と過去を織り交ぜたハイブリッド仕様にしていますが、そことはまた違ったところを狙ったハイブリッド仕様。ゆったりとクラシカルな響きをご堪能下さい。是非お手元でご体感下さいませ。

Condition:NEW

Top:Solid Western Red Ceder

Side:Solid Genuine Mahogany

Back:Solid Genuine Mahogany

Neck:Selected Hardwood

Fingerboard:Rosewood

Bridge:Rosewood

Machine Head:Grover Nickel V97-18NA StaTite 18:1 Vintage Button

Fingerboard Inlay: Stayle45 Snowflake

Rosette:B&W

Binding:Black W&B

Pick Guard:Faux Tortoise

Pick up:none

Nut width:44.5mm

Scale:645.2mm

Case:Original Hard Case