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EpiphoneMasterbilt Tudor 1934

出展:三木楽器Booth No. S15 / Shop Zone

販売価格:¥898,000
1873年の創業より長い歴史を持つエピフォンブランド。Stathopoulo期ニューヨークの地で名を馳せたアーチドトップ黄金期1930年代のお品です。美しい全体のフォルム、細部までこだわったディティールと全体で計算されたハイセンスなバランスのデザイン。要所に散りばめられたファンシーさは嫌みがなく、良き時代の象徴です。オリジナリティーの高いサウンドも持ち、アーチドトップ界ではGIBSONと席巻し人気を博したEpiphoneですが、のちの1950年代晩年期、経営陣の不仲などにより徐々に衰退。1957年以降はライバル社であったギブソンに買収され、工場がカラマズーに統合されました。1930s黄金期時代の輝かしい作品は今もなお、アーチドトップを愛するジャズギタリストをはじめとしたコアなファンの心をつかんで止みません。本器は1934年製のMasterbiltシリーズの"TUDOR"。EmperorやDe Luxe、Broadwayなど数々の名器が存在した当時。De LuxeとBroadwayの中間的位置のグレードとして、1933-36年の製造記録で実質は34年と35年の2年間のみおよそ50本ほどしか製造されなかったと言われる幻のモデルです。特に34年製の品は仕様も凝った作りで35年以降のスペックとは異なりさらにレアです。16 3/8'ボディーワイド、ハンドカーブドスプルーストップ、ハンドカーブドカーリーメイプルサイドバック、当時のカタログでもストラディヴァリウスからインスパイアされたと明記される美しいボディーフォルム。ハカランダ指板&ブリッジ、ホワイトセルバインディング、白黒3層トリム。時代を象徴するファンシーなパール指板インレイ、asymmetrical(7:3ほどの非対称)ヘッド、34年までのセグメンテッドFホール(一つのFがセパレートして切り出されている)、34年まで6つの指板インレイ(35年は5つに減ります)。ヴァインヘッドインレイ、34年までのブロック体ロゴヘッド(35年よりスクリプトロゴ)と34年までの品はディティールが非常に凝っているのが特徴です。ヒールキャップにWAVERLY製ストラップピン装着、ペグはWaverly製のバタービーンに交換、ピックガードは欠損、所々にバインディングの接着、埋め修理痕はあります。トップ左右Fホールからエンドにかけて2か所の割れ補修、トップ中腹両バインディングカーブ箇所から2か所軽微なクラック修正、バック6弦側くびれ部分に軽微なクラック修正、下部に2か所クラック修正があります。全体的に馴染みの良い薄掛けのオーバーラッカーが施されており、割れ箇所も部分的に段差はあれど綺麗に補修されています。ネックの状態も良好でプレイコンディションもしっかりと整えられ調整されており、今後の使用も安心です。手入れ箇所は多いですが、大変珍しいお品のため大事に修理され扱われてきた名器です。市場でも全くお目に掛かれないお品のため、恐らく買い逃せば今後まずお手に取るのが非常に困難な1本である事は間違いないでしょう。歴史的価値も高いコレクタブルな一品です。お早めに。近年汎用ハードケース付属。

Condition:EX
Top:Solid Spruce
Side:Solid Curly Maple
Back:Solid Curly Maple
Neck:3P Maple with two mahogany center strips
Fingerboard:Jacaranda
Bridge:Jacaranda
Machine Head:Waverly
Fingerboard Inlay:Fancy MOP 6P
Rosette:none
Binding:White Cell Bindhing  Black & White Trim
Pick Guard:none
Pick up:none
Nut width:44mm
Scale:643mm
Case:Hard Case

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