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da hukulele tenor 13f std. - Ichii TOP / Figured Maple SIDE&BACK

出展:Ukulele Colors

販売価格:¥209,000
Blue Guitarsと同じ富山県でハンドクラフトにてウクレレ製作を行う個人製作家 平川 大(Hiroshi Hirakawa)氏。
その工房は富山県氷見市に所在し、日本海の向こうに3000m級の立山連峰を望む世界的にも非常に稀なロケーションで作品が生み出されています。
その豊かな自然の中で平川氏が製作するブランドが「da h(ダ・アッカ)」です。

富山出身の平川氏は地元の大学にて木工を専攻。
卒業後にイタリアに渡り、木工を志した原点であるバイオリン製作を数年間に渡って学びます。
帰国後、木材の卓越した知識を買われ都内の大学にて木材・木工の講師として教鞭をとりつつも、独自の木材のとらえ方を研鑽。
伝統的な常識を再構築した木による作品を数多く生み出してきました。
それは楽器にとどまらず、家具や椅子、そして食器に至るまでシンプルながら美しい曲線と質感が好評を博しました。

そんな20年以上にわたり木材・木工に携わってきたプロフェッショナルである平川氏が富山に戻り、本格的に取り組むべく選んだものはウクレレでした。
バイオリンの製作で培った歴史的なディテールのオマージュや、19世紀ギターに見られるようなブリッジの造詣、そしてサドルレスの構造からオリジナリティの高い木材の組み合わせ方。
伝統を全否定するわけではないが、常識にとらわれず長年培ってきた感覚によってビルドされている「da h(ダ・アッカ)」のウクレレは、繊細かつ大胆であり、そして精巧でありながら温かみにあふれています。

13フレットジョイントのテナーサイズの本器、トップには古くから彫刻材として最高級の扱いを受ける和材イチイ、サイド&バックとネックにはフィギュアドメイプルを採用。
テナーサイズとしては約430gと軽量ながらも非常にボディバランスが良く、時間を忘れて演奏に没頭できます。

その名前の由来は仁徳天皇がこの木で杓(しゃく)を作らせ、その出来栄えに感激し、当時の最高位の官位を表す「正一位」授けたという逸話からきていると言われています。
木材としての特徴としては加工性が良く、軽く粘りがあり、狂いもあまり見られず、弾力性に富むという楽器に適した要素を多く持っています。

弾いてみて驚くポイントにピッチ(音程)の際立った正確さが挙げられます。
ハイフレットでのコードワークやソロを主体とするプレイヤーはもちろん、弾き語りのシンプルなコードでもその澄んだ音色は気持ちを穏やかにしてくれます。
また薄いボディや低めに設定された弦高、わずか430gという軽量さはテナーサイズながらも非常に取り回しが良く初めてのテナーサイズにもうってつけです。
ある意味ではギター寄りになりがちなテナーサイズのサウンドですが、前述の仕様により木材の温かみがしっかりと感じられる柔らかいウクレレらしいサウンドがお楽しみいただけます。
貝細工などはあしらわず木肌の質感や木材のコントラストでシンプルに仕上げている「da h(ダ・アッカ)」のウクレレ。
平川氏のこだわりが詰まったウクレレの新常識をぜひご体感ください。